『FREE＜無料＞からお金を生みだす新戦略』
先日、遅ればせながら
話題になったこの本を読みました。
ブルーのカバーに、バーコードに斜線を引いて＜無料＞を表している
ちょっと過激なデザインに、
ややキャッチーな表題だったので、あまり手に取る気にはならなかったのですが。。
読んでみたら、すごく面白く、興味深い内容でした。
「情報は無料になりたがるのか」
「お金の無い世界では、何が市場を支配するのか」等
見出しを読みながらも
「情報が無料に近づく中で、こうすれば儲かる!!」的な薄い内容を想像していた私には(苦笑)、
やや衝撃的な内容でした。
心理学、かみくだいた経済学にまで話が及び
マズローの欲求階層説を用いた説明には、心から納得していましました。
また情報や流通しているもの自体の変化。
つまり質量を持ったアトムから、ビットへの変化。
この変化により、情報の流通速度は著しく高まり、
さらに流通に必要なコストが限りなくゼロに近づいたことで
利益を生む顧客の割合が、アトムの世界とは比べ物にならない位少なくても
利益を確保できるというビジネスが生まれる。
・・・など等。
内容が深いのは、それもそのハズ。
著者は、数年前に「ロングテール」という言葉を生み出した人でした。
いまやWEBの世界に、当たり前に浸透した「ロングテール」というキーワードは
パレートの8対2の法則をベースにした、WEBならではの概念。
詳しい説明はWikiにゆずります。m(_ _)m
→wikipedia
そんな訳で、久しぶりに
「人に勧められる程度の深さで、かつ面白い」本に出会いました。(笑)
私が実際に購入した、amazonのページへリンクを張っております。
レビューもなかなか面白いので、是非、ご参考までに☆
→amazon