著作権画像の取り扱い

こんにちは。
アイ・カンパニーの井出です。

今日は、たまたまクライアント様と画像の著作権に関して
お話する機会がありましたので、
それについてご紹介します。

そのクライアント様の業種上、ホームページを公開すると
画像データがとても多くなります。
現在は画像コピー対策として、特に何も行っておらず、
おそらくその業種でも、対策をきちんと打っている企業は
少ない状態だと思われます。

かといって、今後も増える予定の画像データを
完全に野放しにするのも・と言うことなのです。

結論からお話すると、公開しているデータを
完全にコピー・流用禁止にすることは不可能です。
もちろん、全てのページにコピーライト表記をしているので
著作権はクライアント様にあります。
ですが、様々な技術を駆使すれば、簡単にデータは
持ち去られてしまいます。

また、露骨に「禁止!!」みたいにやってしまうと
悪意のないユーザーに失礼である上に、
悪意のあるユーザーの闘争心をあおるような結果になってしまいます。

たどり着いた結論は、
・htaccessを使用し、画像への直接アクセスを防ぐ
・画像の上に透過gif、透過pngをのせて、画像のコピーを防ぐ
辺りが、妥当ではないかということ。

javascriptを使用して、右クリック禁止にすることも出来ますが
右クリック無しでもコピーは出来ますし、
ふとした拍子に右クリックをしてしまったユーザーに
不快感を与えるという理由で、却下。

また、写真に直接著作元を表記する案も上がりましたが
写真のサイズからして、加工しづらいという理由で却下に。

妥当案も、透過画像はIE6以下での対応がなされておらず
不安要素も残りますが、
まずは数枚に試験を行う予定となりました。
透過gifでは、写真の色味も変わってきてしまうので
透過pngを使用する予定です。

ちなみにこの案は、こちらのブログから頂きました。
『画像の保存を禁止する~CSSテクニック~』
元画像の上に、透明の画像をのせることで
コピーされるのは透明の画像のみ・となる仕掛けです。

さらにソースから画像URLを把握されても
画像への直接アクセス禁止により、これも防げる仕組みです。

抜け穴はまだまだ沢山ありますが、とりあえずの策として
機能させてみる予定です。

万が一、画像流出が激しい場合、どこに使用されているのかを
チェックするツールもあります。
ただし、これはWEB上に公開されているもののみで、ローカルに保存された画像の
追跡は難しいと思われます。

逆画像検索ツール

ご自分のオリジナル画像が、どのサイトに流用されているのかを
チェックすることが出来ます。
とあるサイトでは、このツールを使用して発見した流用先に対して
抗議をするのではなく、被リンクをお願いすることで
自分のサイトのリンク獲得に繋がると説明してありました。

色々な使い方が出来るものですね。

全世界に向けて公開している情報の著作権情報に関して
考えるきっかけを頂いた打ち合わせとなりました。
公開することと同じくらい、著作権を表明する事は大切です。
WEBモラルに関して、自身の行動を振り返る機会にもなりました。

アイ・カンパニー
WEBマーケティング クリエイター
 ★井出★