広告とは
これはWEBに限ったお話ではないのですが、
最近広告に対する考え方がちょっと変わったので
こちらでお話することにしました。
おそらくアイ・カンパニーに限らず
立ち上げたばかりの企業や個人事業が、必ず考える事だと思いますが
「まず、どうやってお客様に弊社を知ってもらうか」。
昔の日本の風潮や、アナログな私の頭の中には、少なからず
「良いものを提供していれば、かならずお客様は増えていく」という考えがありました。
ですが、「良いものを提供」=「お客様が増える」というのは、必ずしも
成り立つ式では無いのではないでしょうか。
私が考えた事はこうです。
「『良いものを提供』している事を、お客様は知らないのではないか」。
大きく宣伝しなくとも、お客様が増える事はあります。
口コミで、自然にお客様が増えました・というのは、よくある話だと思います。
ですが口コミも、「少なくとも最初の1人」が必要なのではないでしょうか。
今までの私のイメージの「広告」は、恥ずかしながら
大きなコストをかけて行う、大規模なものでした。
「広告=コスト」の時点で、マーケティングを考える私としては失格なのですが。苦笑
そもそも広告とは、「広く伝える」事だと思います。
最初から「広く」ではなくとも、小さく伝える事は出来ますし、それを伸ばす方法も知っています。
今のWEBの世界には、そんなノウハウが溢れています。
大切なのはまず、良いものを提供している自社があることを「伝える」ことだと思います。
方法は、なんでも良いのです。
おそらくポイントは、自社の何が良いものであるのか、自分でじっくり考えて柱とする事だと思います。
自社の事を「伝えられた」お客様は、溢れている情報に鈍感な半面、信憑性に敏感です。
きちんと自社の柱や信念、お客様のメリットに貢献できるという自信と根拠がなければ
「伝える」情報に食い違う部分が、必ず出てきます。
その食い違いに、お客様はとても敏感です。
小さく伝えているうちは表面化しない食い違いが、大きく伝わる事で出てくることもあります。
まして、大きく伝える(広告する)為に資金を投入し始める段階になって
食い違いが表面化すれば、その資金は、投資ではなくコストです。
自社のマイナスイメージを、お金を払って広めているという、恐ろしい状態になってしまいます。
今は本当に情報が溢れていますが、殆どは無益で、かつ自社のマイナスイメージを
堂々と広告している企業ばかりだと思います。
「広告の質が下がってきた」と言われるのは、「広告」に対する誤ったイメージを持っている
情報発信者が多いという事ではないでしょうか。
・・・なんだか話が大きくなってしまいましたが。。
私が思うのは、
・お客様は、自社を知らない とまずは認識する事
・お客様に伝える情報の柱を明確にする事
・お金をかけなくても、大きく伝える事(広告)は出来るという事
・伝える方法は、何でも良い という事
ですね。
1つめは、マーケティング分野にいる者が、まず考えなければいけない原点です。苦笑
経営や広告を考える上で、今一度、色々と考えてみては?と思います。
アイ・カンパニーでも色々な「広告」の仕方を試行錯誤中です。
よいノウハウを沢山蓄積して、多くの方に「伝えて」いきたいと思います。